10月18日の本試験が終わった直後から、受験生の多くは「自分は何点で受かるのか」「合格発表はいつ、どうやって確認するのか」が気になって落ち着かない日々を過ごします。2025年度は合格点が33点まで下がり、予備校の予想を下回る結果になったことも記憶に新しいところです。
ここでは、令和8年度(2026年度)宅建試験の合格発表日時・確認方法から、過去10年の合格点推移、合格ラインが決まる仕組み、自己採点のやり方、発表後に必要な登録手続きと費用までを、数字をそろえて整理しました。
- 2026年度の合格発表は11月25日(水)9時30分、確認方法は3通り
- 過去10年の合格点は33〜38点、合格率は15〜19%で推移
- 合格点は「上位約15〜18%」を目安に毎年調整される仕組み
- 自己採点は試験当日夜〜翌日に各予備校の解答速報で可能
- 合格後の資格登録には登録手数料37,000円などが必要
宅建 合格発表2026の日程と確認方法
令和8年度の宅建試験は2026年10月18日(日)13時〜15時(登録講習修了者は13時10分〜15時)に全国一斉で実施されます。合格発表は試験から約5週間後の11月25日(水)9時30分で、試験実施機関である一般財団法人不動産適正取引推進機構(RETIO)が発表します。
| 項目 | 2026年度(令和8年度)の内容 |
|---|---|
| 試験日 | 10月18日(日)13:00〜15:00 |
| 解答速報(予備校) | 試験当日17時頃〜翌日 |
| 合格発表日時 | 11月25日(水)9:30 |
| 発表内容 | 合格者の受験番号・合否判定基準(合格点)・正解番号 |
| 合格証書 | 合格者へ簡易書留で郵送 |
| 受験料 | 8,200円(非課税) |
確認方法1 RETIO公式サイトで受験番号を検索
もっとも早く確実なのが、RETIOの公式サイトに掲載される合格者受験番号一覧です。発表時刻の9時30分直後はアクセスが集中してつながりにくくなる年が多いため、10時以降に落ち着いてから見る方も少なくありません。受験票に記載された受験番号を手元に用意しておくと、確認がスムーズです。
確認方法2 各都道府県の掲示場所を確認
各都道府県の試験協力機関(多くは宅地建物取引業協会)の事務所前などに、合格者の受験番号が掲示されます。掲示期間や場所は都道府県ごとに異なるため、受験した都道府県の協力機関サイトで事前に確認しておくと安心です。
確認方法3 郵送の合格証書・通知で確認
合格者には合格証書が簡易書留で、不合格者には点数が記載された通知が郵送されます。発表日当日に発送されるため、首都圏なら翌日〜翌々日には届くケースが多いようです。合格証書は資格登録で原本提示を求められる書類なので、届いたら折らずにクリアファイルで保管しておきましょう。
宅建の合格点・合格ライン推移 過去10年のデータ

宅建試験は50問・50点満点で、合格ラインは年度ごとに変動します。実際の数字を並べると、「35点前後」を中心に上下していることがわかります。
| 年度 | 合格点 | 合格率 |
|---|---|---|
| 2016年(平成28年) | 35点 | 15.4% |
| 2017年(平成29年) | 35点 | 15.6% |
| 2018年(平成30年) | 37点 | 15.6% |
| 2019年(令和元年) | 35点 | 17.0% |
| 2020年(令和2年10月) | 38点 | 17.6% |
| 2020年(令和2年12月) | 36点 | 13.1% |
| 2021年(令和3年10月) | 34点 | 17.9% |
| 2021年(令和3年12月) | 34点 | 15.6% |
| 2022年(令和4年) | 36点 | 17.0% |
| 2023年(令和5年) | 36点 | 17.2% |
| 2024年(令和6年) | 37点 | 18.6% |
| 2025年(令和7年) | 33点 | 18.7% |
実際に2025年度の結果を振り返ると、受験者数は245,462人、合格者数は45,821人でした。問題が難化したことで合格点は前年の37点から4点も急落しましたが、合格率は過去最高水準の18.7%でした。問題が難しい年は合格点が下がり、易しい年は上がります。合格率がほぼ一定の幅に収まっているのは、こうした調整が働いているためと考えられます。
合格点が決まる仕組みのポイント
RETIOは合格点の算出方法を公表していません。ただ、過去の数字を見ると合格率が15〜19%の範囲に収まるように合格点が設定されていると受け止めるのが一般的です。つまり「何点取れば安全」という絶対的な基準はなく、同じ年の受験者の中で上位およそ6人に1人に入れるかどうかが勝負になります。
5問免除者の場合の合格点
宅建業に従事し登録講習を修了した方は、問46〜50の5問が免除されます。免除者の合格点は一般受験者より5点低く設定され、2025年度なら45点満点中28点が合格ラインでした。免除者の合格率は一般受験者よりも高い傾向が続いています。
2026年度の合格点予想と自己採点のやり方

本試験直後は、TAC・LEC・日建学院・資格の大原・ユーキャンなど大手スクールが解答速報と合格点予想を相次いで公開します。ここでは速報の使い方と、自己採点の精度を上げるコツを順に押さえておきましょう。
解答速報が出る時間の目安
例年、試験終了(15時)の約2時間後、17時前後から各スクールがWebとYouTubeライブで速報を出し始めるのが恒例です。複数校の解答が割れる「個数問題」「組合せ問題」は、翌日以降に訂正が入ることもあります。実際に過去には、速報で割れた1問の正解が発表時に確定し、自己採点が1点動いたという声も少なくありません。最低2校の速報を突き合わせるのが確実でしょう。
自己採点の精度を上げる3つのコツ
- 問題用紙に自分の解答を必ず書き込む → 試験中にマークと同じ番号を問題用紙に記入しておかないと、正確な自己採点ができません
- マークミスの可能性を数える → 見直しで消した跡が薄いと二重マーク扱いになるおそれもあるため、不安な問題は「失点」とみなして保守的に計算します
- 分野別に集計する → 権利関係(14問)・宅建業法(20問)・法令上の制限(8問)・税その他(8問)の内訳を出すと、不合格だった場合の来年の対策が立てやすくなります
予想合格点を読むときの注意
各校の予想は「35±1点」のように幅を持たせて出されることが多く、2025年度は複数校が34〜35点を予想する中で実際は33点でした。予想の下限から2点下までは合格の可能性が残ると考えて、発表まで手続きの準備を進めておくのが現実的です。反対に、予想上限付近でも油断は禁物です。
ボーダーライン上の人が発表までにやること(合格準備/資格学習)

自己採点が予想合格点の前後2点に入っている場合、発表までの約5週間は落ち着かない時期になります。ただ、待つだけの期間にしないことが、結果がどちらに転んでも損をしない過ごし方です。
合格していた場合の準備
- 実務経験2年未満なら登録実務講習の日程を調べておく(人気の日程は12月〜2月に埋まりやすい)
- 住民票・身分証明書(本籍地の市区町村が発行)の取得方法を確認
- 勤務先に資格手当の条件を確認しておく(月1〜3万円が相場)
不合格だった場合の準備
1〜2点差で届かなかった方の多くは、翌年の試験で合格しています。知識が残っているうちに分野別の失点分析をしておくと、翌年の学習時間を300時間程度から大幅に短縮できる可能性があります。過去問の使い方は宅建過去問の活用法ガイド、独学の進め方は宅建独学合格ガイドで詳しく整理しました。発表を待つ間に、次年度向け講座の早期割引の時期を調べておくのも有効です。
- スタディング 宅建士合格コース(約2万円前後〜)— スマホ完結型。通勤時間で過去問を回したい方向け
- フォーサイト 宅建士通信講座(約6万円前後〜)— フルカラーテキストと講義動画。教育訓練給付金対象コースあり
- アガルート 宅建試験講座(約3〜5万円台〜)— 合格特典(全額返金など)の条件付きコースあり
独学で再挑戦する場合は、テキストを最新年度版に買い替えるのが基本です。法改正(2024年の相続登記義務化など)が毎年出題に反映されるため、古い版のままだと失点の原因になります。
みんなが欲しかった!宅建士の教科書
TAC出版の定番テキストで、フルカラーの図解と「ひとこと解説」で初学者でも読み進めやすい構成です。実際に独学合格者のレビューでも「最初の1冊」として名前が挙がることが多く、同シリーズの問題集と組み合わせると分野ごとに復習しやすくなります。
宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト
LECの独学者向けシリーズで、講義動画(無料)と連動しているのが特徴です。文字だけでは理解しにくい権利関係の図をスマホで動画確認でき、通勤中の復習にも向いています。
通信講座の中には厚生労働省の一般教育訓練給付金(受講料の20%、上限10万円)の対象コースもあります。ハローワークで受給資格を確認してから申し込むと、実質負担を抑えられるでしょう。価格やキャンペーンは時期によって変わるため、申込前に公式サイトで最新の金額を確認してください。
合格後の流れ 資格登録と宅建士証交付までの費用とスケジュール
宅建試験の合格は一生有効ですが、合格しただけでは「宅建士」を名乗って重要事項説明などの独占業務を行うことはできません。資格登録と宅建士証の交付という2段階の手続きが必要です。
| ステップ | 内容 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 手順1:登録実務講習(実務経験2年未満の場合) | 通信学習約1か月+スクーリング2日+修了試験 | 約1.2〜2.8万円 |
| 手順2:資格登録申請 | 受験した都道府県の知事に申請 | 登録手数料37,000円 |
| 手順3:宅建士証の交付申請 | 合格から1年以内なら法定講習は免除 | 交付手数料4,500円 |
合計すると、実務経験がない方でおおむね5.5〜7万円が登録までの費用です。資格手当が月2万円なら3〜4か月で回収できる計算になり、合格後の年収アップや求人の選択肢拡大を考えれば十分に見合う投資と考えられます。宅建士の年収や求人の動向は宅建士の年収・求人・キャリアパスの記事でまとめています。
「合格から1年以内」に登録したい理由のポイント
宅建士証の交付を受ける際、試験合格から1年を過ぎると都道府県知事指定の法定講習(約1.2万円前後・1日)の受講が必要です。合格した年度内に登録実務講習と登録申請を済ませれば、この講習費と1日分の時間を節約できるわけです。
宅建の合格発表に関するよくある質問
合格発表は何時から見られますか?
2026年度は11月25日(水)の9時30分に、RETIO公式サイトで合格者の受験番号・合格点・正解番号が一斉に公開されます。発表直後はアクセスが集中するため、つながらない場合は時間をおいて再確認してください。
受験番号を忘れてしまった場合は?
受験票を紛失した場合は、郵送で届く合格証書または不合格通知で結果を確認できます。インターネット申込の方は、申込時のマイページで受験番号を確認できる場合があります。
合格点が35点を下回ることはありますか?
はい、下回った年もありました。2021年度は34点、2025年度は33点でした。問題が難しい年は合格点が下がる傾向があり、合格率が15〜19%の範囲になるよう調整されていると考えられています。
合格証書が届かない場合はどうすればいいですか?
発表から1週間程度たっても届かない場合は、受験した都道府県の試験協力機関かRETIOに問い合わせます。転居などで住所が変わった方は、申込時の住所に届いている可能性もあるため、郵便局の転送届も確認しておきましょう。
合格したらすぐに宅建士として働けますか?
働けません。資格登録と宅建士証の交付を受けて、はじめて重要事項説明などの独占業務を行えます。実務経験2年未満の方は登録実務講習の修了が必要なため、最短でも発表から1〜2か月ほどかかるのが一般的です。
不合格の場合、点数は教えてもらえますか?
不合格者には点数が記載された通知が郵送されます。自己採点との差があれば、マークミスがなかったかを振り返る材料になります。
合格は何年有効ですか?
試験の合格は一生有効で、取り消されることはありません。ただし宅建士証の有効期間は5年で、更新には法定講習の受講が必要です。
11月25日の発表を迎える前に動き出そう
2026年度の合格発表は11月25日(水)9時30分。過去10年の合格点は33〜38点で推移し、年によって最大5点の幅があります。自己採点がボーダー付近でも、発表まで何もせずに待つ必要はありません。
- 試験当日の夜 → 2校以上の解答速報で自己採点し、分野別の得点を記録する
- 10月下旬〜11月 → 登録実務講習の日程と、次年度講座の早期割引を両方チェックする
- 11月25日 → 受験番号を手元に用意して公式サイトで確認する
- 合格なら → 1年以内に登録申請まで進め、法定講習の費用と手間を省く
結果がどちらでも次の一手がすぐ打てるよう、今のうちに段取りを整えておくと、発表当日を落ち着いて迎えられます。
