Webデザインスクールの受講料は月額980円から約90万円まで幅があり、通学型・オンライン型・ハイブリッド型とスタイルも多岐にわたります。「結局どこが自分に合うのか」を判断するには、料金だけでなくカリキュラム内容・就職支援体制・教育訓練給付金の対象かどうかまで横並びで比較する必要があります。
ここでは主要7校の受講料金・カリキュラム・就職支援・受講期間を一覧表にまとめ、キャリアパス別の選び方やスクール見学時のチェックポイントまで網羅しました。実際にスクールを比較検討している方や、Webデザイナー資格の取得を視野に入れている方にも参考になるはずです。
- 主要Webデザインスクール7校の料金・期間・特徴一覧表
- 通学型・オンライン型・ハイブリッド型のメリットとデメリット
- 教育訓練給付金(最大70%還付)の対象講座と申請手順
- 卒業後のキャリアパス(就職・フリーランス・副業)の年収相場
- 受講前に無料体験で確認すべき5つのチェックポイント
主要Webデザインスクール7校の料金・期間を一覧比較
2026年6月時点の主要スクール7校の料金・受講期間・受講形態を横並びにしました。
| スクール名 | 料金(税込) | 受講期間 | 形態 | 就職支援 |
|---|---|---|---|---|
| デジタルハリウッド STUDIO by LIG | 495,000円 | 6ヶ月 | 通学+オンライン | あり(転職保証なし) |
| インターネットアカデミー | 367,400円〜 | 3〜6ヶ月 | 通学+オンライン+マンツーマン | あり(求人紹介) |
| テックアカデミー Webデザインコース | 174,900円〜 | 4〜16週間 | オンライン完結 | あり(副業案件紹介) |
| デイトラ Webデザインコース | 99,800円 | 約90日(サポート1年) | オンライン完結 | なし(自走型) |
| SHElikes(シーライクス) | 月額16,280円〜 | 1ヶ月〜(定額制) | オンライン+教室 | あり(コミュニティ連携) |
| Famm ママ向けスクール | 239,800円 | 1ヶ月(短期集中) | オンラインLIVE | あり(案件5件保証) |
| ヒューマンアカデミー | 524,123円〜 | 6ヶ月〜 | 通学+オンライン | あり(就職率90.9%) |
最安のデイトラは99,800円ですが、メンター指導が限定的なため自走力が求められるでしょう。一方、ヒューマンアカデミーやデジタルハリウッドは50万円前後と高額ながら、手厚い就職支援や教育訓練給付金の対象講座がある点で投資回収しやすい構造になっています。
通学型・オンライン型・ハイブリッド型の違いと選び方

通学型のメリットとデメリット
デジタルハリウッドやヒューマンアカデミーが該当します。講師にその場で画面を見せながら質問でき、Figmaの操作やデザイン原則の理解が早まる傾向にあります。卒業生同士のネットワークが強く、就職後の業界情報交換にも役立つのが特徴でしょう。ただし通学に往復1〜2時間かかる方には負担が大きく、地方在住者は選択肢に入りにくいかもしれません。
オンライン完結型のメリットとデメリット
テックアカデミーやデイトラが代表格で、場所を選ばず受講できるうえ料金も通学型より30〜50%抑えられる点が魅力です。実際にテックアカデミーでは週2回・1回30分のマンツーマンメンタリングが受けられ、学習方向の修正がしやすい設計になっています。ただし自宅学習は孤独になりがちで、モチベーション維持の工夫が欠かせません。
ハイブリッド型のメリットとデメリット
インターネットアカデミーやSHElikesに見られる形式で、普段はオンライン動画やeラーニングで学び、ポートフォリオレビューや対面相談のときだけ教室を利用する柔軟な受講が可能になります。教室は東京・大阪に集中しているため、それ以外の地域では事実上オンライン中心の受講スタイルとなるでしょう。
教育訓練給付金を活用すれば受講料の最大70%が戻る

Webデザインスクールの受講料は10〜50万円台が中心ですが、厚生労働省の教育訓練給付制度を活用すれば最大70%(上限56万円)が還付されます。雇用保険の被保険者(週20時間以上勤務・31日以上の雇用見込み)であれば、パートやアルバイトの方も対象に含まれます。
| スクール | 対象コース | 給付金種類 | 還付率 |
|---|---|---|---|
| インターネットアカデミー | Webデザイナー総合コース | 専門実践教育訓練 | 最大70% |
| ヒューマンアカデミー | Webデザイナー講座 | 専門実践教育訓練 | 最大70% |
| デジタルハリウッド | Webデザイナー専攻 | 専門実践教育訓練 | 最大70% |
申請の流れとしては、まずハローワークで「ジョブ・カード作成」とキャリアコンサルティングを受けることになります(所要2〜3週間)。受講開始の1ヶ月前までに手続きを終える必要があるため、入学を決めたら早めに動くのが賢明です。給付金を使えば、例えばインターネットアカデミーの367,400円が実質約11万円まで下がる計算になります。
卒業後のキャリアパスと年収の目安

企業へ就職・転職するルート
Web制作会社やIT企業のデザイン部門に入るルートで、現場経験を積みやすいのが利点です。ヒューマンアカデミーは就職率90.9%を公表しており、専属ジョブカウンセラーが履歴書添削・面接対策・求人紹介まで一貫サポートしてくれます。未経験からの転職では東京都内で初年度年収300〜380万円が相場となっていて、実務経験3年超で450〜550万円帯の求人が増えてくるようです。
フリーランスとして独立するルート
Fammは卒業後に案件5件を保証しており、実績ゼロの壁を超えやすい設計が好評を得ています。フリーランスWebデザイナーのLP制作単価は1本あたり5万〜30万円で、月2〜3件受注すれば会社員と遜色ない収入が見込めるでしょう。現地のコワーキングスペースやオンラインコミュニティで人脈を広げると、紹介案件が増えやすくなります。
副業として始めるルート
テックアカデミーの「はじめての副業コース」では、クラウドソーシング案件への応募までサポートしています。バナー制作1本あたり3,000〜15,000円、サイト修正1件あたり5,000〜30,000円が副業の相場感で、月5〜10万円の副収入を得ている受講生も珍しくありません。本業を続けたままスキルを試験的に活かせる点が、リスクの低い選択肢として注目されています。
スクール選びで失敗しないための5つのチェックポイント

メンター・講師の実務経験年数
「現役Webデザイナーが指導」と謳っていても、実務経験1年と10年では教える深さが大きく異なります。無料体験の際に担当メンターのポートフォリオを見せてもらうと、指導レベルを判断しやすくなるでしょう。
ポートフォリオ制作のサポート体制
転職市場でもフリーランス案件獲得でも、ポートフォリオの完成度が結果を左右します。カリキュラム内で3作品以上を制作でき、プロのフィードバックが入るかどうかは要確認ポイントです。
質問対応の時間帯とレスポンス速度
社会人が仕事後に学ぶなら、22時以降の質問対応があるかどうかが大切になってきます。テックアカデミーは毎日15〜23時にチャットサポートを稼働させており、夜間学習者からの評判が高いとされています。
使用ツールが業界標準か
2026年現在のWebデザイン業界標準はFigmaです。Adobe XDはシェアを落としつつあるため、Figmaでの制作スキルを重点的に教えているスクールを選ぶと卒業後に困ることが少なくなります。Webデザイナー検定やウェブデザイン技能検定などの資格試験でもFigmaの知識を問われる傾向にあります。
卒業生のリアルな就職先と案件実績
「就職率〇〇%」の数字だけでなく、具体的にどの企業へ入社しているか、フリーランスならどんな案件を受注しているかを質問してみてください。公式サイトの卒業生インタビューよりも、X(旧Twitter)上の受講生投稿のほうがリアルな情報が見つかることが多いと感じられます。
よくある質問

Q. 未経験からWebデザイナーになるまでの期間は?
A. 3〜6ヶ月の学習でポートフォリオを完成させ、その後1〜2ヶ月の就職活動を経て転職するのが一般的な流れです。1日2〜3時間を確保できれば半年以内に完了するケースが多くなっています。
Q. 独学と比べてスクールの何が違いますか?
A. HTML/CSS/Figmaの基礎は独学でも習得可能ですが、デザインの良し悪しを判断する力はプロのフィードバックなしでは育ちにくいでしょう。就職時のポートフォリオレビューやキャリア相談が受けられる点がスクール固有の強みです。
Q. 教育訓練給付金はパートでも使えますか?
A. 雇用保険の被保険者であればパートやアルバイトでも利用可能です。週20時間以上勤務かつ31日以上の雇用見込みがあれば該当するため、ハローワークで対象かどうか確認してみてください。
Q. 定額制と買い切り型のどちらがお得ですか?
A. 3ヶ月以内に修了するならSHElikesの定額制(月額16,280円×3ヶ月=約48,840円)のほうが安くなります。6ヶ月以上じっくり学びたい場合にはデイトラの99,800円(サポート1年)が経済的でしょう。
Q. 地方在住でも受講できるスクールは?
A. テックアカデミーとデイトラは完全オンラインで全国どこからでも受講できます。SHElikesもオンラインだけで全カリキュラムを修了可能なため、地方在住の方にも選択肢に入るはずです。
Q. Webデザイナーにプログラミングは必要ですか?
A. 最低限のHTML/CSSは必須と考えてよいでしょう。JavaScriptの基礎があると業務の幅が広がりますが、高度なプログラミングはフロントエンドエンジニアの担当領域であり、デザイナーに必須とまでは言い切れません。
Q. 30代・40代からでもWebデザイナーになれますか?
A. 年齢制限を設けているスクールはほぼ存在しません。社会人経験で培ったコミュニケーション力やプロジェクト管理力がクライアントワークで活きるケースが多く、30代・40代からの転職成功事例は各スクールで報告されています。
自分に合ったWebデザインスクールを見つけよう

スクール選びで最も大切なのは、卒業後のゴール(就職・フリーランス・副業)を先に決めることです。就職志向ならヒューマンアカデミーやインターネットアカデミーの就職支援が頼りになりますし、フリーランス・副業志向ならFammやテックアカデミーの案件紹介が実践的でしょう。
費用面の制約がある方には「デイトラ99,800円で基礎固め→必要に応じて上位スクールでポートフォリオ強化」という二段階アプローチも有効な戦略です。無料体験や無料カウンセリングを提供しているスクールが大半なので、2〜3校に絞って実際に参加してみてください。受講前のひと手間が後悔を防いでくれるはずです。
