JDLA(日本ディープラーニング協会)が実施するG検定は、AI・ディープラーニングの基礎知識を問う資格として受験者が急増しています。2026年第1回(1月)の合格率は78.77%で、8,529名中6,718名が合格。受験料は一般13,200円・学生5,500円(税込)と比較的手頃でしょう。オンライン試験なので自宅のPCから受けられる手軽さも人気の理由の一つ。
秋の試験(第5回・第6回)に向けて、実際に独学で合格した受験者のスケジュールや使用教材・ツールを整理しました。3週間の短期集中から2ヶ月計画まで、自分に合った学習ロードマップを見つけてみてください。
G検定の試験概要と2026年秋の日程
G検定は年6回のオンライン試験に加え、2026年は会場試験も3回実施される予定。秋に受験するなら、申込スケジュールを早めに確認しておくことが大切でしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主催 | 日本ディープラーニング協会(JDLA) |
| 受験料 | 一般13,200円 / 学生5,500円 |
| 試験時間 | 120分・約200問(多肢選択式) |
| 合格率(2026年第1回) | 78.77% |
| 受験方式 | オンライン(自宅PC)/ 会場(東京・大阪ほか) |
| 合格基準 | 非公表(7割前後が目安) |
第3回(5月)の合格率は82.39%(8,305名受験・6,843名合格)と、回を追うごとに受験者の実力が上がっている印象を受けます。秋の試験もこの傾向が続くと考えられるため、基礎固めに加えて最新のAI技術動向もカバーしておく必要があるでしょう。
独学合格者の学習スケジュールと勉強法

G検定は独学でも十分に合格できる資格として知られています。学習期間の目安は「AI初学者で3〜6ヶ月、IT基礎知識がある方で1〜2ヶ月」というのが一般的な見方。実際に合格した方のスケジュールを2パターン取り上げてみましょう。
パターンA:IT経験者の3週間集中プラン
ある合格者は、公式テキストを1周読み通した後に問題集を2周こなし、計3週間で合格にたどり着いています。1日あたりの学習時間は約2〜3時間、トータル40〜60時間のペース。公式テキストで全体像をつかみ、問題集で知識の穴を埋めていく流れが効率的だったとのこと。
パターンB:初学者の2ヶ月計画
AI・機械学習の予備知識がほぼゼロの状態から始めた方のケースでは、最初の1ヶ月を公式テキストの通読に充て、2ヶ月目に問題集とオンライン模試を繰り返すスケジュールを採用。1日1〜1.5時間のペースで総学習時間は約60〜80時間でした。苦手分野のノートを作り、試験直前に見直す方法が有効だったと振り返っています。
合格者に共通する3つの習慣
- アウトプット重視:インプット用の教材は1冊に絞り、残りの時間をすべて問題演習に費やすのが定番
- AI最新ニュースの定期チェック:生成AIや法規制など時事問題への対応として、日経クロステックやITmediaを週2〜3本読む習慣がある方も
- 模試の徹底活用:Study-AIやAI実装検定の模擬試験で本番の出題形式と時間配分に慣れておくことが重要でしょう
おすすめ参考書・教材5選の費用と特徴

G検定対策の書籍は2026年時点で10冊以上出版されていますが、合格者が特によく使う定番を5冊厳選。インプット用とアウトプット用を各1冊ずつ揃えるのが基本戦略でしょう。
| 教材名 | タイプ | 価格 | おすすめ対象 |
|---|---|---|---|
| ディープラーニングG検定 公式テキスト 第3版 | インプット | 3,080円 | 全受験者必携 |
| スッキリわかる G検定テキスト&問題演習 | インプット+演習 | 2,970円 | 初学者向け |
| これ1冊で最短合格 G検定要点整理 | 要点整理+演習 | 2,640円 | 短期合格狙い |
| G検定 最強の合格問題集 | アウトプット | 2,420円 | 演習量を増やしたい方 |
| 最短突破 G検定問題集 第2版 | アウトプット | 2,310円 | 直前仕上げ |
教材費の合計はテキスト+問題集1冊で約5,500円。全5冊揃えても13,420円程度に収まります。スクールや講座の受講料(3万〜10万円)と比べると、独学のコストパフォーマンスは際立つもの。補助金・助成金の対象になる認定講座もあるため、予算に余裕がある場合はオンライン講座との併用も選択肢の一つ。
深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト 第3版 (EXAMPRESS) [ 一般社団法人日本ディープラーニング協会 ]
3,080円 (税込)
E資格との違いとダブル取得のロードマップ

AI資格のもう一つの柱であるE資格(エンジニア資格)は、G検定とは異なりプログラミング実装力を問う試験。取得を検討している方のために両者の違いを整理しておきましょう。
| 比較項目 | G検定 | E資格 |
|---|---|---|
| 対象者 | ビジネスパーソン全般 | AIエンジニア志望者 |
| 受験料 | 13,200円 | 33,000円 |
| 前提条件 | なし | JDLA認定プログラム修了 |
| 合格率 | 約78% | 約60〜70% |
| 難易度 | 中程度 | 高め |
| 学習期間 | 1〜6ヶ月 | 2〜4ヶ月 |
| 転職・年収影響 | AI知識の証明。未経験転職での加点要素 | 年収50〜100万円アップの実例あり |
ダブル取得を狙う場合の順番は「G検定 → E資格」が王道。G検定でAIの全体像を把握してからE資格の認定プログラムに進むと、理論と実装の対応がつかみやすくなるでしょう。G検定合格から半年〜1年後にE資格に挑戦するスケジュールが現実的な目安。求人市場では、両資格を持つ人材の需要が2025年比で約1.4倍に増加している点も見逃せません。
よくある質問
Q. G検定は独学で合格できますか?
合格者の過半数が独学で取得しており、公式テキストと問題集を丁寧にこなせば十分合格圏内に入れるでしょう。AI関連の予備知識がない場合は入門書を1冊読んでから対策を始めると理解がスムーズ。
Q. 勉強時間はどれくらい必要ですか?
IT基礎知識がある方で40〜60時間、初学者で60〜80時間が合格ラインの目安。1日1〜2時間のペースなら1〜2ヶ月、短期集中なら3週間のスケジュールも実現可能でしょう。
Q. オンライン受験で検索は許可されていますか?
G検定のオンライン試験では受験中のインターネット検索やテキスト参照は禁止されていません。ただし200問を120分で解く必要があり、1問あたり36秒しかないため検索に頼りすぎると時間切れのリスクがあるもの。基礎をしっかり固めた上で確認程度に使うのが現実的。
Q. 求人でのG検定の評価は?
転職サイトの調査によると、AI関連の求人でG検定を歓迎要件に挙げる企業が前年比約1.4倍に増加。特に非エンジニア職(企画・マーケティング・経営層)がAIリテラシーの証明として活用するケースが目立っています。
Q. DS検定との違いは?
G検定はAI・ディープラーニングの知識を広く問う試験で、DS検定はデータ分析・統計の実務知識を問う試験。両方を取得するとAIとデータの両面をカバーでき、キャリアアップの幅が広がるでしょう。
Q. 合格証はもらえますか?
合格発表はメールで届き、JDLAのマイページからデジタル合格証(オープンバッジ)をダウンロード可能。LinkedInなどのプロフィールに表示すれば、転職活動や社内評価のアピール材料になるもの。
Q. 不合格でも再受験できますか?
再受験は可能で、再受験割引(一般6,600円・学生2,750円)が適用されます。次回以降の試験に申し込むだけなので、コスト面のハードルは低め。不合格だった範囲を重点的に復習し、次の回で合格する方も多いようです。
秋のG検定に向けて今から始める第一歩
G検定は合格率78%、教材費約5,500円と、AI資格の中でもっともハードルが低い入口。秋の試験まであと2〜3ヶ月あるため、今から1日1時間ペースで公式テキストを読み始めれば十分に間に合うでしょう。実際に手に取って目次を眺めてみると、どの分野が得意でどこが弱いかが見えてきます。そこから学習計画を組み立てていけば、合格は決して遠い目標ではありません。
































