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    情報セキュリティマネジメント試験2026 合格率・勉強時間・受験料・12月休止・新制度など

    「情報セキュリティマネジメント試験(SG)を今年中に取りたい」と考えているなら、カレンダーを先に確認してください。IPAは2026年12月27日を最後に、CBT方式の情報セキュリティマネジメント試験を一旦休止すると発表しています。再開は2027年度春ごろの新制度からで、現行制度で受験できる残り時間は約12週間です。

    SGは受験料7,500円・合格率約70%と、IT系国家資格のなかでは取りやすい部類に入ります。それでも受験者のおよそ3割は不合格になっており、「簡単そうだから」と準備不足で臨むと落とし穴があります。

    この記事でわかること

    • 受験料・合格率・試験時間・合格基準など試験の基本データ
    • 経験別の勉強時間目安(50〜200時間)と12週間スケジュール
    • 12月27日の休止と2027年の新制度で何が変わるか
    • ITパスポート・基本情報技術者との比較と「結局どれを取るべきか」
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    情報セキュリティマネジメント試験の受験料・合格率・試験形式

    情報セキュリティマネジメント試験は、2016年に新設された情報処理技術者試験の一区分です。システムを作る技術者向けではなく、部署の中で情報を守る立場の人を対象にしている点が、ほかのIPA試験との大きな違いになります。

    試験の基本データ

    項目 内容
    実施団体 IPA(情報処理推進機構)
    区分 国家試験(情報処理技術者試験 レベル2)
    受験料 7,500円(税込)
    試験方式 CBT(全国のテストセンターで通年実施)
    試験時間 120分(科目A・科目Bを通しで解答)
    問題数 科目A 48問+科目B 12問=計60問
    合格基準 1,000点満点中600点以上
    受験資格 なし

    合格率は直近4年度とも70%前後で安定

    年度 合格率
    令和5年度(2023年度) 72.6%
    令和6年度(2024年度) 69.0%
    令和7年度(2025年度) 70.0%
    令和8年度(4〜7月分) 72.7%

    応募者数は令和5年度の39,824人から令和7年度の50,226人へと、3年で約1.26倍に増えました。業務別に見ると、IT系業務従事者の合格率は77.9%、IT系以外の業務従事者でも73.5%あります。IT部門以外の方でも、正しく準備すれば十分に手が届く数字と考えてよいでしょう。

    科目Aと科目Bの違い

    • 科目A(48問):用語・知識を問う4択問題。脅威の種類、暗号、認証、関連法規(個人情報保護法・不正アクセス禁止法など)、マネジメントの基礎
    • 科目B(12問):社内で起きた事例を読み、「担当者として次に何をするべきか」を選ぶ問題。文章量が多く、時間を取られやすい

    実際に受験した方の振り返りで多いのは、「科目Aは過去問の暗記で何とかなったが、科目Bの長文で時間が足りなくなった」というケースです。120分を通しで使うため、科目Aを40分程度で終わらせ、科目Bに70分以上を残す配分が目安になります。

    12月27日で休止 2027年の新制度で何が変わるか

    情報セキュリティマネジメント試験 12月27日で休止 2027年の新制度で何が変わるかのイメージ
    Photo by Guohua Song on Pexels

    今年SGを狙う方にとって最も重要なのが、試験休止のスケジュールです。

    時期 内容
    2026年12月27日(日) 現行制度のCBT試験 最終実施日
    2026年12月28日〜 ITパスポート・SG・基本情報技術者のCBT試験を休止
    2027年度春ごろ 新試験制度で再開予定

    2027年からの新制度では、ITパスポートの出題内容の見直しや新試験の創設が予定されています。SG自体は継続し、試験時間120分・科目A 48問+科目B 12問という枠組みは変わらない見込みですが、出題範囲の一部が改定される予定です。

    休止前に受けるべき人・待ってもよい人

    • 年内に受けたほうがよい人:今の参考書をすでに持っている人、会社の評価期間や昇格要件に年内取得が必要な人、勉強時間を12週間で80時間以上確保できる人
    • 2027年まで待ってもよい人:まったくの初学者で週3時間程度しか取れない人、新制度対応の参考書で学びたい人

    休止直前の11〜12月はテストセンターの予約が混み合うことが予想されます。12月後半を狙う場合でも、受験日の予約は11月上旬までに済ませておくと安心です。

    経験別の勉強時間目安と12週間スケジュール

    情報セキュリティマネジメント試験 経験別の勉強時間目安と12週間スケジュールのイメージ
    Photo by Mike on Pexels

    SGの勉強時間は、ITやセキュリティの経験によって大きく変わります。

    経験 勉強時間の目安 1日1時間の場合
    基本情報技術者取得済み/セキュリティ実務あり 50〜80時間 約2〜3ヶ月
    IT実務経験あり(セキュリティは未経験) 80〜150時間 約3〜5ヶ月
    IT未経験 150〜200時間 約5〜7ヶ月

    IT未経験の方が12月27日までに合格を目指すなら、1日あたり約2時間の学習が必要になる計算です。平日1時間半・休日3時間なら、12週間でおよそ160時間を確保できます。

    12月中旬受験を想定した12週間プラン

    1. 第1〜4週(10/6〜11/2):参考書を1周。暗号・認証・マルウェア・リスクマネジメントの用語を、図解でイメージしながら覚える
    2. 第5〜7週(11/3〜11/23):科目Aの過去問を分野別に演習し、正答率8割を目標にします。この時期に受験日の予約を完了
    3. 第8〜10週(11/24〜12/14):科目Bの事例問題を1日2〜3問ずつ解き、「なぜその選択肢が正しいか」を言葉で説明できるまで復習
    4. 第11〜12週(12/15〜12/27):120分通しの模擬試験を2回以上。科目Aを40分以内に終えられるか時間を計る

    つまずきやすいポイント

    • 科目Aの用語暗記だけで満足し、科目Bの長文に慣れないまま本番を迎える
    • 古い年度版の参考書を使い、2023年4月以降の科目A・科目B方式に対応していない問題で練習してしまう
    • 休止前の駆け込み需要で、希望日のテストセンター予約が取れない

    ITパスポート・基本情報技術者との比較と選び方

    情報セキュリティマネジメント試験 ITパスポート・基本情報技術者との比較と選び方のイメージ
    Photo by Christina Morillo on Pexels

    IPAの入門〜中級資格は、SGを含めて3つが同じCBT方式です。

    資格 レベル 受験料 合格率 勉強時間目安 対象
    ITパスポート 1 7,500円 約50% 100〜180時間 IT を使うすべての社会人
    情報セキュリティマネジメント 2 7,500円 約70% 50〜200時間 部署で情報管理を担う人
    基本情報技術者 2 7,500円 約40〜50% 200時間前後 エンジニア志望者

    意外なことに、レベル1のITパスポートよりもレベル2のSGのほうが合格率は高いという逆転現象が起きています。これはSGの受験者にIT業務経験者が多いことや、出題範囲がセキュリティ分野に絞られていることが理由と考えられます。

    結局どの資格を取るべきか

    • 社内の情報管理担当・総務・人事など非エンジニアの方 → SG。セキュリティ事故が起きたときの初動や社内ルールづくりに直結するスキルが身につきます
    • IT 全般の基礎を幅広く押さえたい新社会人 → ITパスポート。経営・法務・IT技術を広く浅く学べます
    • エンジニアとして就職・転職したい方 → 基本情報技術者。プログラミングやアルゴリズムの問題があり、技術職の求人で評価されやすいでしょう

    個人情報の取り扱いに特化した知識もほしい方は、民間資格の個人情報保護士(受験料11,000円・合格率41.5%)と組み合わせると、法律と技術の両面をカバーできます。

    SG取得で変わる仕事と年収・転職でのアピール

    SGは「取れば年収が上がる」というタイプの資格ではありません。ただし、国家試験であることから社内の資格手当や昇格要件に組み込まれやすいのが強みです。IT企業や情報システム部門では、合格時の報奨金として1〜3万円程度を支給する例があります。

    • 情報システム部門:社内のセキュリティ教育、インシデント(事故)発生時の対応手順づくり
    • 総務・管理部門:取引先から届くセキュリティチェックシートへの回答、委託先管理
    • 転職市場:社内SE・ヘルプデスク・情報管理職の求人で「歓迎資格」として記載されることがある

    さらに上位を目指すなら、レベル4の情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)へのステップアップも選択肢になります。SGで身につけた用語の知識は、そのまま上位試験の土台になるでしょう。

    合格に役立つ参考書・過去問の選び方

    SGは市販の参考書が充実しており、1冊2,000円前後で揃えられます。選ぶときは、科目A・科目B方式(2023年4月以降)に対応した最新年度版かどうかを必ず確認してください。

    情報処理教科書 情報セキュリティマネジメント

    翔泳社の情報処理教科書シリーズは、出題範囲を体系的に網羅したテキストです。章末問題が多く、インプットとアウトプットを1冊で進めたい方に向いています。

    情報処理教科書 ポケットタイム要点整理 情報セキュリティマネジメント (EXAMPRESS) [ 村上 博 ]

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    栢木先生の情報セキュリティマネジメント教室

    イラストと会話形式で解説する栢木先生シリーズは、IT未経験の方に人気があります。暗号や認証の仕組みを図でつかめるため、最初の1冊として挫折しにくいでしょう。

    過去問題集・過去問道場

    科目Bの対策には過去問題集での演習が欠かせません。IPAは公開問題として科目Bのサンプル問題を公表しているので、市販の問題集と組み合わせて演習量を確保すると効果的です。

    情報セキュリティマネジメント試験のよくある質問

    Q1. 情報セキュリティマネジメント試験は独学で合格できますか?

    合格率が約70%あり、独学で合格する方は多い試験です。参考書1冊と過去問題集で50〜200時間学習するのが一般的なパターンになります。

    Q2. 12月27日の休止前に予約は取れますか?

    2026年9月1日以降の新規申込では、試験日を12月27日までの範囲で指定できます。ただし年末は予約が集中しやすいため、11月上旬までに希望日を確保しておくのが安全でしょう。

    Q3. 不合格だった場合、すぐに再受験できますか?

    CBT方式では、受験日の翌日から起算して30日を超えた日以降でないと同じ試験区分を再受験できない規定があります。12月に不合格となった場合、休止期間に入るため再受験は2027年の新制度以降になる点に注意してください。

    Q4. ITパスポートを持っていなくても受験できますか?

    受験資格はないため、ITパスポートを飛ばしていきなりSGを受験しても問題ありません。ITの基礎に不安がある方は、勉強時間を多めの150〜200時間で見積もっておくと安心です。

    Q5. 合格発表はいつですか?

    CBT方式では、受験した月の翌月中旬ごろにIPAのウェブサイトで合格者の受験番号が発表されるのが通例です。12月受験なら、2027年1月中旬ごろが目安になるでしょう。

    Q6. 新制度になると難しくなりますか?

    2027年の新制度でもSGは試験時間120分・計60問の枠組みが維持される見込みで、出題範囲の一部改定が中心とされています。大幅な難化は予想されていませんが、新制度対応の参考書が出そろうまでには時間がかかる可能性があります。

    年内のSG合格に向けて受験日を確保しよう

    情報セキュリティマネジメント試験は、受験料7,500円・合格率約70%・勉強時間50〜200時間が目安の国家資格です。現行制度での受験は2026年12月27日が最後になり、その後は2027年春の新制度まで受験できません。

    年内合格を目指すなら、今週中に最新年度版の参考書を用意し、11月上旬までにテストセンターの予約を済ませることが第一歩になります。科目Bの長文対策を早めに始め、余裕を持って12月の本番を迎えてください。