英検2級の2026年度第3回は、一次試験が2027年1月24日(日)です。今日からちょうど103日。個人申込は10月30日(金)から受け付けが始まります。
「準2級は取れたけれど、2級は単語のレベルが一気に上がって手が止まった」「ライティングに要約問題が加わったと聞いて、何から手をつけるか迷っている」。高校生にも社会人にも多い悩みです。英検2級は大学入試の英語外部試験や、履歴書に書ける英語資格として評価されることが多く、ここで取っておく価値は小さくありません。
この記事でわかること
- 2026年度第3回の申込期間・試験日・検定料(従来型とS-CBT)
- 一次・二次の合格点(CSEスコア)と、技能ごとの配分の考え方
- 準2級合格者が2級に届くまでの勉強時間と、103日の逆算スケジュール
- 要約問題・英作文・面接の独学での対策方法
- 単語帳・過去問題集の選び方
英検2級 2026年度第3回の日程と検定料
まず本番までのカレンダーを確認しておきます。申込の締切は支払い方法によって違うので注意してください。
従来型(本会場・個人申込)の日程
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 申込期間 | 2026年10月30日(金)〜12月14日(月) |
| コンビニ・郵便局ATM払いの締切 | 12月11日(金) |
| 一次試験 | 2027年1月24日(日) |
| 一次試験の合否閲覧 | 2月15日(月) |
| 二次試験(面接) | A日程 2月28日(日)/B日程 3月7日(日) |
| 二次試験の合否閲覧 | A日程 3月9日(火)/B日程 3月16日(火) |
検定料と受験方式の違い
| 受験方式 | 検定料(税込) | 特徴 |
|---|---|---|
| 従来型・本会場 | 9,000円 | 紙の試験。一次合格後に別日で面接 |
| 従来型・準会場 | 6,800円 | 学校・塾などの団体経由のみ |
| 英検S-CBT | 9,600円 | パソコンで受験。原則毎週土日実施、1日で4技能を受験 |
英検S-CBTは第3回の期間(12月〜3月)中、原則として毎週土日に実施されています。12月実施分の申込はすでに10月6日から始まっています。一次と面接を同じ日に終えられるため、2月以降の予定が読めない受験生や社会人には使いやすい方式です。ライティングは手書きを選ぶこともできます。
英検2級の合格点と試験の形

英検2級は、正答数ではなくCSEスコアという換算スコアで合否が決まります。リーディング・リスニング・ライティングの3技能に650点ずつ均等に配分されているのが大きな特徴です。
| 区分 | 内容 | 合格基準 |
|---|---|---|
| 一次・筆記(85分) | リーディング31問+ライティング2題(要約45〜55語・英作文80〜100語) | 3技能合計1950点中1520点 |
| 一次・リスニング(約25分) | 30問 | |
| 二次・面接(約7分) | 音読と質疑応答 | 650点中460点 |
ここで注目したいのは、ライティングは2題だけなのに、リーディング31問と同じ650点の重みがあるという点。つまり、要約と英作文の2題で確実に点を取れれば、リーディングの多少の取りこぼしは十分に取り返せる計算です。独学で後回しにされがちなライティングこそ、最も効率よく点を伸ばせる分野と言えます。
目安として、各技能で正答率7割前後を安定して取れると合格圏に入ると言われています。過去問を解いたら、技能別に何割取れたかを記録しておきましょう。
勉強時間の目安と103日の逆算スケジュール

準2級に合格している人が2級に届くまでの勉強時間は、一般的に150〜200時間が目安とされています。103日で150時間なら、1日あたり約1.5時間です。平日1時間・休日2.5時間のペースを想定すると、無理なく収まる計算になります。
| 期間 | テーマ | やること |
|---|---|---|
| 10/13〜11/8(4週) | 語彙の土台づくり | 単語帳の「でる度A」を1日50語ペースで2周。リスニングは毎日15分 |
| 11/9〜12/13(5週) | 過去問で形式に慣れる | 過去問を週1回分。要約・英作文は週2本書いて見直す |
| 12/14〜1/10(4週) | 弱点補強 | 正答率の低い技能を重点的に。冬休みに過去問を時間通しで2回 |
| 1/11〜1/23(2週) | 総仕上げ | 間違えた問題の解き直しと、英作文の型の最終確認 |
申込は10月30日から始まりますが、締切直前は忘れがちです。11月中に申し込んでしまうと、受験日が「決まった予定」になり、勉強のペースも安定します。
単語は「でる度A」に絞る
2級の語彙問題は、準2級より抽象的な単語や熟語が増えます。ただ、単語帳を最初から最後まで均等に覚えようとすると時間が足りません。出題頻度の高い上位ランクを先に固め、残りは過去問で出会った単語を拾う方式のほうが、短期間では効率的です。
要約・英作文・面接の独学での対策

要約問題(45〜55語)
2024年度から加わった要約問題は、150語前後の英文を読み、その内容を45〜55語にまとめる形式です。コツは、原文の具体例をそのまま書き写さず、一段階抽象的な言葉に言い換えること。たとえば原文に「バス・電車・自転車」とあれば「公共の交通手段など(transportation)」とまとめます。段落ごとの要点を1文ずつ抜き出し、つなぎの言葉(However / As a result など)で3文程度にまとめる型を作っておくと安定します。
英作文(80〜100語)
英作文は「意見→理由2つ→結論」の型がほぼ固定です。難しい単語を使う必要はなく、文法ミスのない平易な英語が評価されやすいと言われています。よく出るテーマ(環境・テクノロジー・働き方・教育など)について、賛成と反対の理由を日本語で2つずつメモしておくだけでも、本番で手が止まりにくくなります。
独学で難しいのは添削です。書いた英文をそのままにせず、模範解答と比べて「理由の具体性」「接続語の使い方」をチェックしましょう。オンライン英会話の中には英検の面接・ライティング対策コースを用意しているところもあり、自分の英文を誰かに見てもらう手段として使えます。
二次試験(面接)
面接は約7分で、パッセージの音読、パッセージに関する質問、イラストの描写、受験者自身の意見を問う質問という流れです。音読は大きな声でゆっくり読むだけでも印象が変わるものです。実際に面接を受けた人の感想でも、「音読で落ち着けたので後半の質問に集中できた」という声がよく聞かれます。イラスト描写は「現在進行形で人物の動作を順に説明する」練習を、一次試験の結果を待つ3週間の間にしておけば十分間に合うでしょう。
英検2級の単語帳・過去問題集の選び方
教材は単語帳・過去問題集・ライティング対策の3種類に絞ると、迷いが減ります。
旺文社 英検2級 でる順パス単
旺文社の英検2級 でる順パス単は、過去問の出題頻度順に単語・熟語が並んだ定番の単語帳です。無料の音声アプリにも対応しているため、通学や通勤の時間に耳から覚えられます。価格の目安は1,500円前後です。
旺文社 英検2級 過去6回全問題集
英検2級 過去6回全問題集は、直近6回分の本試験を収録した過去問題集です。2024年度以降の新形式(要約問題あり)の回が含まれている最新年度版を選ぶようにしてください。リスニング音声はダウンロードして使う形式です。
旺文社 英検2級 総合対策教本
文法の基礎から各技能の解き方までを1冊でまとめた英検2級 総合対策教本は、準2級から間が空いている人や、何から始めればいいかわからない人の最初の1冊としてちょうどよい難易度です。
| 教材 | 主な役割 | 向いている人 |
|---|---|---|
| でる順パス単 | 語彙の土台づくり | 全員 |
| 過去6回全問題集 | 形式慣れと実力チェック | 全員(最新年度版を選ぶ) |
| 総合対策教本 | 文法と解き方の基礎固め | 準2級から間が空いた人 |
| オンライン英会話の英検コース | ライティング添削・面接練習 | 独学で添削の手段がない人 |
検定料の補助金と、英検2級が給与・転職で活きる場面
中学生・高校生の場合、自治体によっては英検の検定料を補助する制度(補助金)を設けているところがあります。住んでいる市区町村のホームページで「英検 補助」と検索してみると、検定料が実質半額以下になることもあるようです。
社会人なら、英語資格に資格手当を出して給与に上乗せする企業や、受験料を負担してくれる企業もあるでしょう。英検2級はそれ自体で年収が大きく上がる資格ではないものの、TOEICなど次の英語スキルにつなげる土台になり、転職や就職で英語を使う仕事に応募する際の最低ラインとして見られることも多いようです。
英検2級に関するよくある質問
Q1. 準2級を持っていなくても2級を受けられますか?
受けられます。英検には受験資格の制限がないため、どの級からでも申し込めます。ただし準2級レベルの文法に不安がある場合は、総合対策教本で基礎を確認してから過去問に入るほうが効率的です。
Q2. 従来型とS-CBTはどちらがおすすめですか?
紙の試験に慣れていて検定料を抑えたい人は従来型、日程の自由度を重視する人や面接まで1日で終えたい人はS-CBTが向いています。S-CBTは検定料が600円高い点に注意してください。
Q3. 一次試験に合格して二次に落ちた場合はどうなりますか?
一次試験に合格した人は、申請すれば1年間、一次試験が免除される仕組みです。その間に二次試験だけを受け直せます。
Q4. 英検2級は就職や大学入試で評価されますか?
大学入試では英語外部試験として出願資格や加点に使われるケースも少なくありません。就職活動ではTOEICのスコアを重視する企業も多いものの、英検2級は「高校卒業程度の英語力」の証明として履歴書に書けます。
Q5. リスニングが苦手です。どう対策すればよいですか?
過去問の音声を使い、解いたあとにスクリプトを見ながら聞き直し、さらに音声に合わせて声に出す「シャドーイング」を1日10〜15分続けるのが効果的です。聞き取れなかった原因が単語か、スピードか、内容理解かを切り分けると改善が早くなるでしょう。
Q6. 合格証明書はいつ届きますか?
二次試験の合否閲覧から1〜2週間ほどで、合格者には証明書が郵送されるのが一般的です。CSEスコアは合格・不合格にかかわらず成績表で確認できます。
1月24日の一次試験に向けて今週やること
英検2級は、3技能が同じ重みで評価される試験です。単語を固めながら、後回しにされがちな要約と英作文で確実に点を取ること。これが103日で合格ラインの1520点に届く近道になります。
今週中に単語帳と過去問題集をそろえ、カレンダーの10月30日に「英検申込開始」と書き込んでおきましょう。S-CBTを選ぶ場合は、希望の会場と日程の空き状況を早めに確認しておくと安心です。
