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  • 情報セキュリティマネジメント試験2026 合格率・勉強時間・受験料・12月休止・新制度など

    情報セキュリティマネジメント試験2026 合格率・勉強時間・受験料・12月休止・新制度など

    「情報セキュリティマネジメント試験(SG)を今年中に取りたい」と考えているなら、カレンダーを先に確認してください。IPAは2026年12月27日を最後に、CBT方式の情報セキュリティマネジメント試験を一旦休止すると発表しています。再開は2027年度春ごろの新制度からで、現行制度で受験できる残り時間は約12週間です。

    SGは受験料7,500円・合格率約70%と、IT系国家資格のなかでは取りやすい部類に入ります。それでも受験者のおよそ3割は不合格になっており、「簡単そうだから」と準備不足で臨むと落とし穴があります。

    この記事でわかること

    • 受験料・合格率・試験時間・合格基準など試験の基本データ
    • 経験別の勉強時間目安(50〜200時間)と12週間スケジュール
    • 12月27日の休止と2027年の新制度で何が変わるか
    • ITパスポート・基本情報技術者との比較と「結局どれを取るべきか」
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    情報セキュリティマネジメント試験の受験料・合格率・試験形式

    情報セキュリティマネジメント試験は、2016年に新設された情報処理技術者試験の一区分です。システムを作る技術者向けではなく、部署の中で情報を守る立場の人を対象にしている点が、ほかのIPA試験との大きな違いになります。

    試験の基本データ

    項目 内容
    実施団体 IPA(情報処理推進機構)
    区分 国家試験(情報処理技術者試験 レベル2)
    受験料 7,500円(税込)
    試験方式 CBT(全国のテストセンターで通年実施)
    試験時間 120分(科目A・科目Bを通しで解答)
    問題数 科目A 48問+科目B 12問=計60問
    合格基準 1,000点満点中600点以上
    受験資格 なし

    合格率は直近4年度とも70%前後で安定

    年度 合格率
    令和5年度(2023年度) 72.6%
    令和6年度(2024年度) 69.0%
    令和7年度(2025年度) 70.0%
    令和8年度(4〜7月分) 72.7%

    応募者数は令和5年度の39,824人から令和7年度の50,226人へと、3年で約1.26倍に増えました。業務別に見ると、IT系業務従事者の合格率は77.9%、IT系以外の業務従事者でも73.5%あります。IT部門以外の方でも、正しく準備すれば十分に手が届く数字と考えてよいでしょう。

    科目Aと科目Bの違い

    • 科目A(48問):用語・知識を問う4択問題。脅威の種類、暗号、認証、関連法規(個人情報保護法・不正アクセス禁止法など)、マネジメントの基礎
    • 科目B(12問):社内で起きた事例を読み、「担当者として次に何をするべきか」を選ぶ問題。文章量が多く、時間を取られやすい

    実際に受験した方の振り返りで多いのは、「科目Aは過去問の暗記で何とかなったが、科目Bの長文で時間が足りなくなった」というケースです。120分を通しで使うため、科目Aを40分程度で終わらせ、科目Bに70分以上を残す配分が目安になります。

    12月27日で休止 2027年の新制度で何が変わるか

    情報セキュリティマネジメント試験 12月27日で休止 2027年の新制度で何が変わるかのイメージ
    Photo by Guohua Song on Pexels

    今年SGを狙う方にとって最も重要なのが、試験休止のスケジュールです。

    時期 内容
    2026年12月27日(日) 現行制度のCBT試験 最終実施日
    2026年12月28日〜 ITパスポート・SG・基本情報技術者のCBT試験を休止
    2027年度春ごろ 新試験制度で再開予定

    2027年からの新制度では、ITパスポートの出題内容の見直しや新試験の創設が予定されています。SG自体は継続し、試験時間120分・科目A 48問+科目B 12問という枠組みは変わらない見込みですが、出題範囲の一部が改定される予定です。

    休止前に受けるべき人・待ってもよい人

    • 年内に受けたほうがよい人:今の参考書をすでに持っている人、会社の評価期間や昇格要件に年内取得が必要な人、勉強時間を12週間で80時間以上確保できる人
    • 2027年まで待ってもよい人:まったくの初学者で週3時間程度しか取れない人、新制度対応の参考書で学びたい人

    休止直前の11〜12月はテストセンターの予約が混み合うことが予想されます。12月後半を狙う場合でも、受験日の予約は11月上旬までに済ませておくと安心です。

    経験別の勉強時間目安と12週間スケジュール

    情報セキュリティマネジメント試験 経験別の勉強時間目安と12週間スケジュールのイメージ
    Photo by Mike on Pexels

    SGの勉強時間は、ITやセキュリティの経験によって大きく変わります。

    経験 勉強時間の目安 1日1時間の場合
    基本情報技術者取得済み/セキュリティ実務あり 50〜80時間 約2〜3ヶ月
    IT実務経験あり(セキュリティは未経験) 80〜150時間 約3〜5ヶ月
    IT未経験 150〜200時間 約5〜7ヶ月

    IT未経験の方が12月27日までに合格を目指すなら、1日あたり約2時間の学習が必要になる計算です。平日1時間半・休日3時間なら、12週間でおよそ160時間を確保できます。

    12月中旬受験を想定した12週間プラン

    1. 第1〜4週(10/6〜11/2):参考書を1周。暗号・認証・マルウェア・リスクマネジメントの用語を、図解でイメージしながら覚える
    2. 第5〜7週(11/3〜11/23):科目Aの過去問を分野別に演習し、正答率8割を目標にします。この時期に受験日の予約を完了
    3. 第8〜10週(11/24〜12/14):科目Bの事例問題を1日2〜3問ずつ解き、「なぜその選択肢が正しいか」を言葉で説明できるまで復習
    4. 第11〜12週(12/15〜12/27):120分通しの模擬試験を2回以上。科目Aを40分以内に終えられるか時間を計る

    つまずきやすいポイント

    • 科目Aの用語暗記だけで満足し、科目Bの長文に慣れないまま本番を迎える
    • 古い年度版の参考書を使い、2023年4月以降の科目A・科目B方式に対応していない問題で練習してしまう
    • 休止前の駆け込み需要で、希望日のテストセンター予約が取れない

    ITパスポート・基本情報技術者との比較と選び方

    情報セキュリティマネジメント試験 ITパスポート・基本情報技術者との比較と選び方のイメージ
    Photo by Christina Morillo on Pexels

    IPAの入門〜中級資格は、SGを含めて3つが同じCBT方式です。

    資格 レベル 受験料 合格率 勉強時間目安 対象
    ITパスポート 1 7,500円 約50% 100〜180時間 IT を使うすべての社会人
    情報セキュリティマネジメント 2 7,500円 約70% 50〜200時間 部署で情報管理を担う人
    基本情報技術者 2 7,500円 約40〜50% 200時間前後 エンジニア志望者

    意外なことに、レベル1のITパスポートよりもレベル2のSGのほうが合格率は高いという逆転現象が起きています。これはSGの受験者にIT業務経験者が多いことや、出題範囲がセキュリティ分野に絞られていることが理由と考えられます。

    結局どの資格を取るべきか

    • 社内の情報管理担当・総務・人事など非エンジニアの方 → SG。セキュリティ事故が起きたときの初動や社内ルールづくりに直結するスキルが身につきます
    • IT 全般の基礎を幅広く押さえたい新社会人 → ITパスポート。経営・法務・IT技術を広く浅く学べます
    • エンジニアとして就職・転職したい方 → 基本情報技術者。プログラミングやアルゴリズムの問題があり、技術職の求人で評価されやすいでしょう

    個人情報の取り扱いに特化した知識もほしい方は、民間資格の個人情報保護士(受験料11,000円・合格率41.5%)と組み合わせると、法律と技術の両面をカバーできます。

    SG取得で変わる仕事と年収・転職でのアピール

    SGは「取れば年収が上がる」というタイプの資格ではありません。ただし、国家試験であることから社内の資格手当や昇格要件に組み込まれやすいのが強みです。IT企業や情報システム部門では、合格時の報奨金として1〜3万円程度を支給する例があります。

    • 情報システム部門:社内のセキュリティ教育、インシデント(事故)発生時の対応手順づくり
    • 総務・管理部門:取引先から届くセキュリティチェックシートへの回答、委託先管理
    • 転職市場:社内SE・ヘルプデスク・情報管理職の求人で「歓迎資格」として記載されることがある

    さらに上位を目指すなら、レベル4の情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)へのステップアップも選択肢になります。SGで身につけた用語の知識は、そのまま上位試験の土台になるでしょう。

    合格に役立つ参考書・過去問の選び方

    SGは市販の参考書が充実しており、1冊2,000円前後で揃えられます。選ぶときは、科目A・科目B方式(2023年4月以降)に対応した最新年度版かどうかを必ず確認してください。

    情報処理教科書 情報セキュリティマネジメント

    翔泳社の情報処理教科書シリーズは、出題範囲を体系的に網羅したテキストです。章末問題が多く、インプットとアウトプットを1冊で進めたい方に向いています。

    情報処理教科書 ポケットタイム要点整理 情報セキュリティマネジメント (EXAMPRESS) [ 村上 博 ]

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    栢木先生の情報セキュリティマネジメント教室

    イラストと会話形式で解説する栢木先生シリーズは、IT未経験の方に人気があります。暗号や認証の仕組みを図でつかめるため、最初の1冊として挫折しにくいでしょう。

    過去問題集・過去問道場

    科目Bの対策には過去問題集での演習が欠かせません。IPAは公開問題として科目Bのサンプル問題を公表しているので、市販の問題集と組み合わせて演習量を確保すると効果的です。

    情報セキュリティマネジメント試験のよくある質問

    Q1. 情報セキュリティマネジメント試験は独学で合格できますか?

    合格率が約70%あり、独学で合格する方は多い試験です。参考書1冊と過去問題集で50〜200時間学習するのが一般的なパターンになります。

    Q2. 12月27日の休止前に予約は取れますか?

    2026年9月1日以降の新規申込では、試験日を12月27日までの範囲で指定できます。ただし年末は予約が集中しやすいため、11月上旬までに希望日を確保しておくのが安全でしょう。

    Q3. 不合格だった場合、すぐに再受験できますか?

    CBT方式では、受験日の翌日から起算して30日を超えた日以降でないと同じ試験区分を再受験できない規定があります。12月に不合格となった場合、休止期間に入るため再受験は2027年の新制度以降になる点に注意してください。

    Q4. ITパスポートを持っていなくても受験できますか?

    受験資格はないため、ITパスポートを飛ばしていきなりSGを受験しても問題ありません。ITの基礎に不安がある方は、勉強時間を多めの150〜200時間で見積もっておくと安心です。

    Q5. 合格発表はいつですか?

    CBT方式では、受験した月の翌月中旬ごろにIPAのウェブサイトで合格者の受験番号が発表されるのが通例です。12月受験なら、2027年1月中旬ごろが目安になるでしょう。

    Q6. 新制度になると難しくなりますか?

    2027年の新制度でもSGは試験時間120分・計60問の枠組みが維持される見込みで、出題範囲の一部改定が中心とされています。大幅な難化は予想されていませんが、新制度対応の参考書が出そろうまでには時間がかかる可能性があります。

    年内のSG合格に向けて受験日を確保しよう

    情報セキュリティマネジメント試験は、受験料7,500円・合格率約70%・勉強時間50〜200時間が目安の国家資格です。現行制度での受験は2026年12月27日が最後になり、その後は2027年春の新制度まで受験できません。

    年内合格を目指すなら、今週中に最新年度版の参考書を用意し、11月上旬までにテストセンターの予約を済ませることが第一歩になります。科目Bの長文対策を早めに始め、余裕を持って12月の本番を迎えてください。




  • 個人情報保護士認定試験2026 難易度・合格率・勉強時間・受験料・申込締切など

    個人情報保護士認定試験2026 難易度・合格率・勉強時間・受験料・申込締切など

    個人情報を扱う部署に異動が決まった、取引先から「個人情報の管理体制を説明してほしい」と言われた。そんな場面で名前が挙がりやすいのが個人情報保護士認定試験です。とはいえ民間資格なので情報が少なく、「合格率は何%?」「独学で何時間勉強すればいい?」「12月の試験に今から間に合う?」と迷う方も多いでしょう。

    結論から書くと、個人情報保護士は平均合格率41.5%・受験料11,000円・試験時間150分の中堅レベル資格です。法律の暗記だけでなく、情報セキュリティ対策の知識も同時に問われる点に特徴があります。

    この記事でわかること

    • 2026年度の試験日程(第81回は12月13日・申込締切10月29日)
    • 受験料・合格率・合格基準などの具体的な数字
    • 独学の勉強時間目安と、残り約10週間で間に合わせるスケジュール例
    • ITパスポート・情報セキュリティマネジメント試験との比較と「結局どれを取るべきか」
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    個人情報保護士の難易度と合格率は?数字で見る試験の実態

    個人情報保護士認定試験は、一般財団法人 全日本情報学習振興協会が実施する民間資格です。国家資格ではないものの、2005年の個人情報保護法全面施行以降、企業の総務・人事・情報システム部門を中心に受験者が増えてきました。公式発表による受験者の平均年齢は34.1歳で、学生よりも社会人の受験が中心となっています。

    試験の基本データ一覧

    項目 内容
    主催 全日本情報学習振興協会
    受験資格 なし(誰でも受験可)
    試験時間 150分(10:00〜12:45)
    問題数 100問(課題Ⅰ・課題Ⅱ 各50問)
    出題形式 多肢選択式(マークシート/CBT/IBT)
    合格基準 課題Ⅰ・課題Ⅱ それぞれ正答率70%以上(難易度により調整あり)
    平均合格率 41.5%(公式発表の過去平均)
    受験料 一般11,000円/学生8,800円(税込)
    試験回数 年4回(3月・6月・9月・12月)

    合格率41.5%は「普通〜やや難しい」レベル

    合格率41.5%という数字は、およそ受験者の5人に2人が合格する計算になります。ITパスポート(約50%)よりやや低く、宅建(約17%)よりはずっと高い位置づけです。

    注意したいのは、合計点ではなく課題ごとに70%の足切りがある点。課題Ⅰ(法律)で45問正解しても、課題Ⅱ(セキュリティ)が34問止まりなら不合格になります。実際に受験した方の声として多いのは「法律は得意だったのに、セキュリティ用語の問題で取りこぼした」というパターンで、片方だけを集中的に勉強する作戦は通用しにくい試験になっています。

    課題Ⅰと課題Ⅱの出題範囲

    • 課題Ⅰ(個人情報保護の総論):個人情報保護法とマイナンバー法。法律の目的、個人情報・個人データ・保有個人データの違い、第三者提供のルール、漏えい時の報告義務など
    • 課題Ⅱ(個人情報保護の対策と情報セキュリティ):脅威と対策、組織的・人的・物理的・技術的安全管理措置、暗号化やアクセス制御などの技術用語

    実際にテキストを開くと、実務経験がない方が戸惑いやすいのは、課題Ⅰの「個人情報」と「個人データ」の使い分けでしょう。データベース化されているかどうかで義務の範囲が変わるため、用語の定義から丁寧に押さえる必要があります。

    2026年度の試験日程と申込締切・受験料の内訳

    個人情報保護士認定試験 2026年度の試験日程と申込締切・受験料の内訳のイメージ
    Photo by Louis Bauer on Pexels

    2026年度(令和8年度)は年4回の実施です。2026年10月6日時点で申込できるのは第81回(12月)と第82回(2027年3月)の2回になります。

    回 試験日 状況(10月6日時点)
    第79回 2026年6月21日(日) 終了
    第80回 2026年9月27日(日) 終了・結果待ち
    第81回 2026年12月13日(日) 申込締切 10月29日
    第82回 2027年3月14日(日) 申込受付予定

    受験方式ごとの費用差

    受験料は基本11,000円ですが、受験方式によって追加料金が発生します。

    受験方式 追加料金 一般の総額 向いている人
    公開会場(マークシート) 0円 11,000円 大都市圏在住・費用を抑えたい人
    CBT(テストセンター) 1,500円 12,500円 日程を柔軟に選びたい人
    オンラインIBT(自宅) 3,000円 14,000円 会場が遠い地方在住の人

    公開会場は札幌・仙台・東京・横浜・名古屋・大阪・福岡など主要都市が中心です。地方在住で会場まで往復2時間以上かかるなら、交通費を考えるとIBTの3,000円上乗せでも割安になるケースがあります。

    会社負担にできるか確認しておく

    総務・情報システム部門では、個人情報保護士を推奨資格に指定し受験料を補助する企業もあります。社内の資格取得支援制度や報奨金の有無は、申込前に人事部へ確認しておくと自己負担を減らせるでしょう。

    独学の勉強時間目安と残り10週間のスケジュール例

    個人情報保護士認定試験 独学の勉強時間目安と残り10週間のスケジュール例のイメージ
    Photo by Mike on Pexels

    個人情報保護士の勉強時間は、公式には示されていません。ただ、出題範囲と合格率から逆算すると、初学者で60〜100時間、実務で個人情報を扱っている方で40〜60時間が現実的な目安になります。1日1時間なら2〜3ヶ月、平日1時間+休日3時間なら約6〜8週間の計算です。

    バックグラウンド別の勉強時間

    タイプ 勉強時間の目安 重点
    法律・IT とも初学者 80〜100時間 課題Ⅰの用語定義から
    ITパスポート取得済み 50〜70時間 課題Ⅰ(法律)中心
    総務・人事で個人情報を扱う実務者 40〜60時間 課題Ⅱ(セキュリティ技術)中心

    第81回(12/13)に向けた10週間プラン

    10月6日から試験日までは約10週間あります。平日45分・休日2時間で進めると、合計およそ65時間を確保できます。

    1. 第1〜3週(10/6〜10/26):公認テキストで課題Ⅰを1周。個人情報保護法の条文番号は覚えず、「誰に・何の義務があるか」を表で整理
    2. 第4〜5週(10/27〜11/9):課題Ⅱを1周。安全管理措置の4分類と、マルウェア・不正アクセスの代表用語を優先
    3. 第6〜8週(11/10〜11/30):過去問題集を課題別に解き、正答率60%未満の分野をテキストへ戻って復習
    4. 第9〜10週(12/1〜12/12):150分通しの模擬演習を2回以上。時間配分は1問約1分半が目安

    申込締切の10月29日は第4週の始まりにあたります。勉強を始めてから「間に合いそうか」を3週間ほど見極めて申し込む、という使い方もできるでしょう。

    失敗しやすいポイント

    • テキスト515ページを最初から完璧に読もうとして、課題Ⅱにたどり着く前に挫折する
    • 改正前の古い問題集で勉強し、漏えい報告の義務化など2022年4月施行の改正点を落とす
    • 本番の150分に慣れず、後半のセキュリティ問題で集中力が切れる

    ITパスポート・情報セキュリティマネジメントとの比較

    個人情報保護士認定試験 ITパスポート・情報セキュリティマネジメントとの比較のイメージ
    Photo by Christina Morillo on Pexels

    個人情報やセキュリティに関する資格は、個人情報保護士以外にもいくつかあります。代表的な3資格を並べると、立ち位置の違いが一目でわかるはずです。

    資格 区分 受験料 合格率 勉強時間目安 主な強み
    個人情報保護士 民間 11,000円 41.5% 60〜100時間 個人情報保護法・マイナンバー法に特化
    ITパスポート 国家(IPA) 7,500円 約50% 100〜180時間 IT全般の基礎・知名度が高い
    情報セキュリティマネジメント 国家(IPA) 7,500円 約70% 80〜200時間 組織のセキュリティ管理を体系的に学べる

    意外に感じるかもしれませんが、合格率だけを見ると国家資格の情報セキュリティマネジメント試験のほうが高い数字になっています。個人情報保護士は法律の細かい知識を問う問題が多く、合格率以上に「暗記の量」で差がつく試験です。

    結局どの資格を取るべきか

    • 総務・人事・コールセンター・医療事務など、個人情報を日常的に扱う方 → 個人情報保護士。法律知識がそのまま社内規程づくりや問い合わせ対応のスキルとして使えます
    • IT 部門以外で、まず IT の基礎を示したい方 → ITパスポート。履歴書での知名度は3資格の中で最も高いでしょう
    • 情報システム部門や、社内のセキュリティ担当を任された方 → 情報セキュリティマネジメント試験。ただしIPAのCBT試験は2026年12月27日で一旦休止し、2027年春に新制度へ移行予定です

    個人情報保護士と情報セキュリティマネジメント試験は出題範囲が3割ほど重なるため、2つを続けて受けると効率よくダブル取得できます。

    個人情報保護士を活かせる仕事と年収・転職への影響

    個人情報保護士は、取得しただけで年収が大きく上がる資格ではありません。それでも、求人票の「歓迎資格」欄に名前が載るケースは総務・法務・情報管理の職種で見かけます。

    • 総務・法務:プライバシーポリシーや社内規程の改定、委託先管理
    • 人事:従業員のマイナンバー管理、採用応募者データの取り扱い
    • コールセンター・BPO:顧客情報を扱う現場のリーダー職、Pマーク(プライバシーマーク)運用担当
    • 医療・介護事務:要配慮個人情報(病歴など)の取り扱いルールの理解

    Pマークを取得・更新している企業では、社内教育担当者に個人情報保護士を求めることがあります。資格手当は月3,000〜5,000円程度に設定している企業が見られますが、支給の有無は会社ごとに大きく異なる点は理解しておきましょう。

    合格に役立つ教材・テキストの選び方

    個人情報保護士は市販教材の種類が少ないため、迷ったら主催団体が監修する公認教材を軸にするのが近道です。

    改正法対応 個人情報保護士認定試験 公認テキスト

    主催団体が発行する公認テキスト(税込2,420円・515ページ)です。出題範囲を網羅しており、最初の1冊としては最も確実でしょう。ページ数が多いので、課題Ⅰ・課題Ⅱの各章の冒頭まとめを先に読み、全体像をつかんでから細部に入る使い方がおすすめです。

    改正法対応 個人情報保護士認定試験 公認テキスト 個人情報保護法と安全管理(情報セキュリティ) [ 坂東 利国 ]

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    個人情報保護士認定試験 公式過去問題集

    過去問題集は、本番と同じ100問構成で演習できる点が強みです。課題ごとの正答率を記録しながら2〜3周すると、足切り70%を下回りやすい分野が見えてきます。購入時は改正法対応の最新版かどうか、発行年を必ず確認してください。

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    通信講座・オンライン講座

    独学での挫折が心配な方は、資格の通信講座や動画講座を使う方法もあります。費用は1万〜3万円前後が中心で、テキストと過去問だけの独学より高くなりますが、法律用語を音声で解説してもらえるため初学者の理解は早まるでしょう。

    個人情報保護士についてよくある質問

    Q1. 個人情報保護士は独学でも合格できますか?

    独学で合格する方は多く、公認テキストと過去問題集の2冊で60〜100時間学習するのが一般的なパターンです。法律が苦手な方は、課題Ⅰに勉強時間の6割を配分すると安定しやすくなります。

    Q2. 資格に有効期限や更新はありますか?

    個人情報保護士は認定後に登録が必要で、更新制度が設けられています。更新の要件や費用は改定されることがあるため、合格後に届く案内や主催団体の公式サイトで最新情報を確認してください。

    Q3. 第81回の申込締切はいつですか?

    12月13日(日)実施の第81回は、申込締切が2026年10月29日です。CBT・IBTを選ぶ場合は日程や予約枠の条件が異なることがあるので、早めの申込が安心でしょう。

    Q4. ITパスポートと個人情報保護士、どちらが難しいですか?

    合格率はITパスポートが約50%、個人情報保護士が41.5%で、数字上は個人情報保護士のほうがやや難関です。ただし勉強時間はITパスポートのほうが長くなる傾向があり、法律の暗記が得意かIT用語が得意かで体感の難しさは変わります。

    Q5. 学生でも受験する意味はありますか?

    学生料金8,800円で受験でき、事務職や情報管理職を志望する就職活動では「個人情報の扱いを理解している」アピール材料になります。ただ知名度は国家資格ほど高くないため、ITパスポートと組み合わせて取得すると説得力が増すでしょう。

    Q6. 試験当日の持ち物は何が必要ですか?

    公開会場の場合は受験票・写真付き身分証明書・HBの鉛筆またはシャープペンシル・消しゴムが基本です。150分と長丁場なので、時間を確認できる腕時計(通信機能のないもの)も用意しておきましょう。

    12月の試験に向けて今日から準備を始めよう

    個人情報保護士は、受験料11,000円・合格率41.5%・勉強時間60〜100時間が目安の資格です。課題ごとに70%の足切りがあるため、法律とセキュリティをバランスよく学ぶことが合格への最短ルートになります。

    第81回(12月13日)の申込締切は10月29日。今週中に公認テキストを手に入れて課題Ⅰの第1章を読み始めれば、10週間で十分に合格圏を狙えます。まずは勤務先の資格支援制度を確認し、受験方式(会場・CBT・IBT)を決めるところから動き出してみてください。