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FP技能士1級 学科試験2027年1月 受検資格・申請期限・合格率・勉強時間・独学スケジュールなど

FP技能士1級 学科試験 1月のイメージ

FP2級に合格したあと、「次は1級に挑戦したいけれど、受検資格を満たしているのか分からない」と立ち止まる人は少なくありません。1級の学科試験は年3回(5月・9月・1月)実施され、次回は2027年1月24日(日)です。受検申請の受付は2026年10月28日(水)10:00〜12月1日(火)17:30で、受付開始まで10日を切っています。

今日(10月19日)から本番までは97日、およそ14週間です。きんざい(一般社団法人金融財政事情研究会)の公表情報をもとに、1月試験に向けて確認すべきことを順番に整理しました。

  • FP1級学科試験の受検資格と「実務経験」の考え方
  • 2027年1月試験の日程・受検手数料・試験時間
  • 直近の合格率と、2級との難易度の差
  • 14週間で合格ラインの120点をめざす独学スケジュール
  • 基礎編・応用編それぞれの得点戦略
  • 独学で使われている定番の問題集
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FP1級学科試験の受検資格:2級合格だけでは受けられません

FP1級(学科)は、2級や3級と違って誰でも受けられる試験ではありません。きんざいの試験要綱では、次のいずれかに当てはまる人が受検できるとされています。

  • 2級技能検定の合格者で、FP業務に関して1年以上の実務経験がある人
  • FP業務に関して5年以上の実務経験がある人
  • 厚生労働省認定の金融渉外技能審査2級の合格者で、1年以上の実務経験がある人

もっとも多いのは1つ目の「2級合格+実務経験1年以上」のルートです。FP業務の範囲は銀行・証券・保険の窓口業務に限らず、資産設計や税金・社会保険の相談に関わる業務など比較的広く捉えられていますが、自分の経歴が当てはまるかどうかは申請前にきんざいの案内で確認しておくと安心です。

実務経験が足りない場合は、日本FP協会のAFP認定研修を修了してCFP資格審査試験から1級を目指す別ルートもあります。ただし時間と費用が大きく変わるため、まずは学科試験の受検資格を満たしているかを確認するのが先です。

2027年1月試験の日程・手数料・試験時間

FP技能士1級 学科試験 1月 2027年1月試験の日程・手数料・試験時間のイメージ
Photo by Yaroslav Shuraev on Pexels
項目 内容
試験日 2027年1月24日(日)
受検申請 2026年10月28日(水)10:00〜12月1日(火)17:30(CBT受検申請システムから)
受検手数料 8,900円(非課税)
基礎編 10:00〜12:30(150分)/マークシート四答択一式・50問
応用編 13:30〜16:00(150分)/記述式・事例形式5題
合格基準 200点満点中120点以上
合格発表 2027年3月5日(金)10:00

申請は「CBT受検申請システム」から行いますが、試験そのものは紙の筆記試験です。3級・2級がCBT方式に移行しているため混同しやすい点に注意してください。

受付締切の12月1日は本番の54日前にあたります。年末の繁忙期に入ってから申請を忘れる失敗談は意外と多いため、受付開始の10月28日のうちに済ませておくのが確実です。

合格率は15〜19%前後、2級とは別物の試験です

FP技能士1級 学科試験 1月 合格率は15〜19%前後、2級とは別物の試験ですのイメージ
Photo by Andy Barbour on Pexels

きんざいが公表しているFP1級学科試験の結果は、直近4回分を並べると次のようになります。

試験 受検申請者数 受検者数 合格率
2025年9月 6,412名 4,312名 15.40%
2025年5月 5,859名 3,909名 18.75%
2025年1月 7,499名 4,782名 16.81%
2024年9月 ― ― 15.95%

目を引くのは、申請者のうち実際に受検した人が約6〜7割にとどまる点です。2025年1月は申請者7,499名に対して受検者は4,782名で、約2,700名が当日欠席した計算です。1月試験は申請者が多い一方で、年末年始に勉強が進まず受検を見送る人が出やすいと考えられます。

2級の合格率と比べると難易度の差がよく分かります。2級の実施機関ごとの違いはFP2級 合格率2026で整理していますが、1級は受検者自体が2級合格者に絞られたうえでの15%前後です。

14週間で120点をめざす独学スケジュール(10月19日〜1月23日)

FP技能士1級 学科試験 1月 14週間で120点をめざす独学スケジュール(10月19日〜1月23日)のイメージ
Photo by Anete Lusina on Pexels

1級学科の勉強時間は一般に400〜600時間程度が目安とされています。14週間で400時間を確保するには週約29時間、平日3時間・休日7時間のペースが必要です。仕事と両立する場合、1月を本命にするなら基礎編の過去問を軸にし、応用編は頻出分野に絞るのが現実的です。

期間 テーマ やること
第1〜4週(10/19〜11/15) 6分野のインプット テキストで6分野を一巡。2級との差分(法人税・相続税評価・不動産の有効活用)を重点的に
第5〜9週(11/16〜12/20) 基礎編の過去問 過去6回分を分野別に2周。正答率60%未満の分野を記録
第10〜12週(12/21〜1/10) 応用編の記述対策 事例問題を年度別に解き、計算過程を書く練習。年末年始で通し演習を2回
第13〜14週(1/11〜1/23) 総仕上げ 基礎編・応用編を本番の時間割(10:00〜16:00)で通し演習、税制改正点の最終確認

年末年始は1日あたりの勉強時間を確保しやすい一方、生活リズムが崩れやすい時期でもあるでしょう。応用編の通し演習を年末年始に入れておくと、150分の記述試験に必要な集中力を本番前に体験できます。

基礎編と応用編、それぞれの得点戦略

基礎編:50問を過去問の「選択肢単位」でつぶす

基礎編はライフプランニング・リスク管理・金融資産運用・タックスプランニング・不動産・相続事業承継の6分野が出題範囲です。過去問と似た論点が繰り返し問われるため、正解の選択肢だけでなく誤りの選択肢がなぜ誤りかを説明できる状態にしておくと得点が安定します。

応用編:記述は「計算過程」で部分点を取る

応用編は事例形式の5題で、年金額・退職所得・相続税・不動産の譲渡所得などの計算が中心です。答えの数字だけでなく途中の計算式が求められる問題があるため、日頃から式を書く練習をしておくと部分点につながりやすくなります。

税制改正は直前期にまとめて確認

1月試験は、その年度の法令基準日に沿って出題されます。新NISAや相続時精算課税の見直しなど改正が多い分野は、テキストの年度版と試験の法令基準日がずれていないかを最初に確認しておくと安心です。

独学で使われている定番の問題集とテキスト

1級の市販教材は2級ほど種類が多くありません。独学なら、問題集を中心に1〜2冊に絞るほうが繰り返し解く回数を確保できます。

きんざい 1級FP技能士 学科 精選問題解説集

実施機関であるきんざいが編集する問題集です。1級FP技能士(学科)精選問題解説集は過去問を分野別に収録しており、基礎編対策の中心として使われることが多い問題集として知られています。年度版のため、最新年度版を選ぶと安心です。

TAC出版 合格テキスト FP技能士1級

6分野ごとに分冊になったテキストです。合格テキスト FP技能士1級は情報量が多く、苦手分野だけを購入して辞書的に使う方法も考えられます。

2026-2027年版 合格テキスト FP技能士1級 4タックスプランニング [ TAC株式会社(FP講座) ]

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2,310円 (税込)

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TAC出版 合格トレーニング FP技能士1級

合格トレーニング FP技能士1級は合格テキストと対になる問題集で、事例問題の練習量を補う1冊として便利です。

2026-2027年版 合格トレーニング FP技能士1級 [ TAC株式会社(FP講座) ]

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3,740円 (税込)

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関数機能のない電卓

応用編は計算量が多いため、使い慣れた電卓を用意します。カシオ JS-20WKのような12桁の電卓は数字が見やすく、長い計算でも打ち間違いを防ぎやすいと言われています。プログラム機能付きの電卓は持ち込めないため注意が必要です。

FP1級学科試験についてよくある質問

Q1. FP2級に合格したばかりでも受けられますか?

2級合格に加えて、FP業務に関する1年以上の実務経験が必要です。実務経験の範囲は比較的広く捉えられていますが、申請前にきんざいの受検資格の案内で確認してください。

Q2. FP1級の学科試験はCBTで受けられますか?

申請はCBT受検申請システムから行いますが、試験は紙の筆記試験です。3級・2級のように随時受検できる仕組みではなく、年3回の実施日に受けます。

Q3. 学科試験に合格したら1級FP技能士になれますか?

学科試験の合格だけでは1級FP技能士にはなれません。合格後に実技試験(きんざいの資産相談業務など)に合格する必要があります。

Q4. 勉強時間はどれくらい必要ですか?

一般的な目安は400〜600時間程度です。2級合格からの期間が短く知識が新しい人ほど、必要な時間は短くなる傾向があります。

Q5. 受検申請の締切はいつですか?

2027年1月試験の申請は2026年12月1日(火)17:30までで、受付開始は10月28日(水)10:00です。

Q6. 合格発表はいつですか?

2027年3月5日(金)10:00に発表される予定となっています。

Q7. FP1級は転職や年収アップに役立ちますか?

銀行・証券・保険会社では、FP1級を資格手当や昇格要件の対象にしている企業があります。金融機関や不動産会社の求人で「1級FP技能士歓迎」と書かれることもあり、相続や税金まで提案できるスキルの証明として転職時の評価材料に使えるでしょう。年収への影響は勤務先によって差が大きいため、自社の資格手当制度をあらかじめ確認しておくと目標が立てやすくなります。

1月24日に向けて今週やっておきたいこと

まずは受検資格を満たしているかを確認し、10月28日の受付開始日に申請を済ませることが最初の一歩です。そのうえで、手元の2級のテキストと1級の差分を洗い出し、法人税・相続税評価など1級で深く問われる分野から学習を始めると、14週間を無駄なく使えます。

教材は問題集1冊とテキスト1冊に絞り、11月中旬までに6分野を一巡させるのが目標です。FP3級から学び直したい家族や同僚がいる場合は、FP3級オンライン試験(CBT)完全ガイド2026も参考になります。